最近読んだデザイン本

7.8.9月にかけて、購入&読んだデザイン本の紹介です。

 

3冊載せました。

夏にwebデザイン職に転職して、改めて、基本を知ろうと思い、手に取った本たちです。

 

 

 

やってはいけないデザイン

 

グラフィックデザイナーである本の著者が、考えているデザインルールをまとめた本。

やってはいけないデザインと、その解決方法が、実例の画像やイラストと共に掲載されている本でした。

 

自分は前職の印刷会社でモノクロデータや文字データを多く扱っていたため、色使いに弱い自負があったのでそこに注目して読みました。(今はwebデザイン業界にいます)

 

色相環の補色の関係の色を使い、”別のもの”とした印象をつける」

色相環の近似色を使うことで”関連したもの”の印象をつける」など、

本全体が「なんとなく」ではなく、言葉やイラストで改善点が載せられていて分かりやすく感じました。

 

なるほどデザイン

 

デザインに携わっている人は、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

私自身、コンセプトから、デザインへ落とし込む過程が弱いと思ったので学びたくて手に取りました。

 

伝えたい内容と、使える画像やフォントと、配置で印象が変わる"ビフォーアフター例"や、"商品をどうやって目立たせるか"の例が、たくさん掲載されています。

 

流行っているものや、有名な本に飛びつくのに抵抗があって、ずっと読んでいなかったのですが、もっと早く読めばよかったと思います。

"どう論理的にデザインに落とし込んでいくか"を教科書のように、制作時のお供として隣に置いておきたくなるような本でした。

 

論理的美術鑑賞

 

美術鑑賞を感性だけでなく、ビジネスの場で使う「ストーリー分析」や「3P分析」、「3K」「A-PEST」などのロジックを用いたフレームワークを使い、美術を読み解いていく本です。

 

職場の人に「デザイン制作のスピードよりも、今は"疑問を持った時に、なぜそうなっているか、自分で仮説と予想を持つようにしましょう"」と言われて勧められたこちらの本。

 

私は今まで美術展や絵の展覧会に行っても「これ好き!」、「え…?美しいっっ!?!!」という表層の感情120%で見ていました。

 

本にあるフォーマットやフレームワークを活用すれば、そこから分析を広げていけるのかなと思います。

アーティストの生き様や歴史を知り、その事実を踏まえたうえで、「自分はこう思う」と「深く考察する」ために使いたくなる本でした。

美術だけでなく、あらゆる観察に応用できそうです。

 

まとめ

今回はデザイン本を3冊紹介しました。

 

こういうデザイン本に何となく苦手意識がありましたが、

・自分が知らないことが結構ある

・職場の人に勧められて読み、感想を話し合ったが、本から注目した箇所が違くて面白かった

 

人によって本を読む目的や目的意識は違いますよね。

注目するところも、読み取る箇所も違ってきて、だからこそ、その価値観の違いが面白く感じます。

読む前に「この本から何を知りたいか?」と目的を決めて読んだので、

月日が経ち、また読んだ時に違う発見がありそう。

繰り返し読もうと思います。