多肉植物のレティジアを観察した記録

みなさんは多肉植物のレティジアをご存知でしょうか?

枝分かれしながら上に徒長したり、秋〜冬には葉が紅葉したりするのが特徴の多肉植物です。

 

そんなレティジアを、2021年12月〜2022年8月現在まで育てていますが、結論から言うと

  • 葉挿しで増やそうと思ったが全滅。
  • 夏には"元"となるレディジアの半分が枯れる

次の成長期こそ、葉挿しを成功させたいので、

自分のために書き残しておこうと思います。

 

 

参考図書

 

 

育てた経緯

友人からの「多肉植物って興味ある?」の一言から始まりました。

友人宅でレディジアが繁殖し過ぎて増えたから、貰って欲しい、とのこと。

植物を育てるのは、小学生の頃の自由研究"朝顔の観察"以来。

今まで色々な植物をすぐに枯らしてきて、不安な気持ちでしたが、

折角の機会なので育てることにしました。

 

なんで増やそうと思ったか

最初に増やそうとして枯れたと、書きましたが、

そもそも増やそうと思ったのが

  1. 植物が増えていくのを見たかった
  2. 部屋が殺風景なので、沢山増やせたら部屋が緑に囲われ、癒し&リラックス効果があがるのでは?と思った。

増やし方は、「葉一枚から増やす"葉挿し"」、「伸びた茎を切って、用土に挿して増やす"挿し芽"」、「根が生えている子株を分けて別々に植える"株分け"」があります。

 

自分は葉挿しに挑戦。

葉挿しは、ポロッと落ちてしまった葉を土の上に置いておくだけで、

数日ごに葉の付け根部分から、新しい芽がでてくる増やし方です。

生命力強い。

友人にも、「ほっとけば育つから!」と言われましたが、

私の場合は枯れました。

なんで…。

葉挿しに挑戦してから枯れるまで

12月

貰ってからすぐくらいの写真。

葉が若々しくて元気ですね。

家に植物がきて、今までの非日常が日常に入ってきて、新鮮な気持ちだったように思います。

私はこのレディジアを「ハイエロファントグリーンジョジョの奇妙な冒険3部より)」と名づけました。

 

3月

お花をいただく機会があったものの、家に花瓶がなかったのでマグカップに生けました。
今改めて見ると、葉が少し紅葉してますね。

 

 

4月

お花を生け直した写真。

この時に少し違和感を感じました。

成長してる…!

葉に艶がでて、上に徒長してました。

葉の触り心地も弾力があって、この時期はふとした時に葉を触って、

癒されていました。

 

この頃に、久々に会った友人に
「これから暑くなってきて、植物を外に置いていたら、虫が寄ってくるかもしれないから」と、オルトランという殺虫剤をいただきました。

アフターケアが手厚い。星5。

パラパラと少量撒きました。

室内で育てていたのもあるからか、虫は寄って来なかったです。

5月

「ちょっと遅いけれど、もしかしたら今からでも増えるのでは…?」と思って、初心者ながらも葉挿しに挑戦。

本当なら春頃に行うのが時期的にはいいらしいです。

植え替えて、大きい方の株から葉を取りました。

ここから破滅へ向かっていきます。

 

後から知りましたが、葉は土に挿さずに寝かせて置いておくだけでいいみたいです。

 

卵の容器とお茶パックに土を入れて個別に育てることにしました。

6月

置いた葉は付け根部分から、次第に根っこが生えてきます。

 

その根っこ付近から芽が出てきた梅雨頃。

本格的に暑くなる前なら、まだまだ葉挿しをしても芽がでてくるのかもしれません。

結果的に、この第一弾は

  • 新芽が出てきて嬉しくて触って、芽が取れて枯れる
  • 芽が出てきても、なぜか枯れる

で、葉挿しの分は、全て枯れてしまいました。

7月

諦めきれず、第二弾の葉挿しに挑戦。

この頃、そういえばと思い出したのが「サボテンって夏はそんなに水をあげなくってよい」という言葉。

「夏頃は水を減らした方がいい」と、友人にいも言われていました。

春頃は週1回で水を与えていて、夏は2週間に1回くらいのペースで水を与えていました。

おそらく、もっと減らしていいのかもしれません。

 

試しに葉の一枚だけには水を与えず、他には水を与えてみました。

比較として隣に置いてみたが、右は水を与えなかった葉。

左は水を与えた葉。

水を与えた方は、枯れてますね。

 

8月

原因は水なのかな?いやそんなわけないのでは…と思い、

土が湿るくらいに水を与えたら、葉は枯れてしまいました。

 

ついでに小さい株も枯れてしまいました。

 

こちらも茎が痛んできていますね。

 

 

枯れた原因の予想

ここでようやく、危機感を感じて、図書館から多肉植物の本を借りて読みました。

サボテンや多肉植物が自生している場所の環境は、「乾燥していて、湿度が低く、日当たりは良好、土地は肥沃ではないが、水はけが良い場所」が共通点としてあげられます。

 

まず、できるだけ雨にあたらず、日当たりのよい場所を確保します。

方角や季節によって、光の入り方は異なるので注意が必要です。

 

また、風通しが悪くなって蒸れる心配があるので、その点についても注意しましょう。

 

真夏の直射日光は葉焼けの原因にもなるので、寒冷紗などで日よけして、直接あたらないようにしてやります。

 

生長がゆるやかで、養分の少ない土地に自生するサボテンや多肉植物には、あまり肥料は必要ありません。

 

水の与えすぎによって根腐れを起こし、枯らしてしまうケースが多いようです。

 

葉挿しは、芽が1cmぐらいに生長したら、霧吹きで軽く水を与えます。

(引用元 : サボテンと多肉植物を楽しむ本)

 

ここから考えられる枯れた要因は、

  • 土が乾いてきたなと思ったら水をたっぷりあげていたので、水の与え過ぎの可能性あり。
  • 日中は遮光カーテンの内側に置いておくこともあったため、日当たりが十分でなかった
  • 室内で窓を締切っていたため、蒸れた
  • 日当たりの良い部屋なので夏場の直射日光により、枯れた
  • 葉挿しの時点で水を与えすぎていた

日差しと風通しを確保してあげて、夏と冬の休眠期は月一くらいの水やりで良さそうですね。

 

唯一残った株も、茎が痩せ細り枯れかけていたので、伸びた茎を切って、用土に挿して増やす"挿し芽"にすることにしました。

日当たりが悪いと、茎がやせて徒長してしまい、風通しが悪いと根腐れを起こしてしまいます。

こうなってしまうと、いくら日に当てても元に戻りません。

切って処理(挿し芽など)してあげてください。

(引用元 : 多肉植物育て方ノート)

ここからまた育ってくれるのかどうか、分かりませんが、僅かな可能性に欠けて、レディジアを見守ろうと思います。

 

まとめ

  1. 葉挿しは霧吹きで水を与える。
  2. 芽がでてきたら、ある程度の大きさになるまでいじらない。少し成長して来ただけで「可愛い〜!」と、興奮して弄り倒さない。芽が取れる可能性があるから、触らずに成長をそっと見守る。
  3. 夏場や冬場は多少葉がシオシオになっても、それがスタンダード(?)。水やりは少なくてよい。
  4. 十分な日当たりを確保して、風通しのよい場所に置く。

 

触りまくって根が切れて枯れたり、芽を触っているうちに取れてしまったりして、そのまま枯れてしまったり。

植物も人のように、外の空気を吸いたいし、傷んだら元には戻らないし、構いすぎると枯れるんですね。

このまま全滅させずに、次の成長期まで残ってくれたら、葉挿しで増やしたいな

参考図書